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公益社団法人 日本口腔インプラント学会
理事長 馬場俊輔
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公益社団法人日本口腔インプラント学会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
近年、日本は世界でも類を見ない超高齢社会を迎え、「健康寿命の延伸」が重要な社会課題となっています。健康寿命を延ばすためには、適度な運動や栄養管理に加え、「しっかり噛んで、おいしく食べること」が大変重要です。口腔の健康は、栄養状態や全身の健康、さらには生活の質(QOL)に深く関わっており、生涯にわたり自分の歯や口の機能を維持することが、健やかな毎日につながります。
歯科界では「8020運動」を推進し、80歳で20本以上の歯を残すことを目標としてきました。その成果もあり、多くの方が自分の歯で食事を楽しめるようになっています。しかし、むし歯や歯周病、外傷などにより歯を失うことは決して珍しいことではありません。歯を失うと噛む力が低下し、食事内容が偏るだけでなく、会話や笑顔にも影響を及ぼし、さらにはオーラルフレイル(口腔機能の衰え)をきっかけとして、全身のフレイルや要介護状態へ進行する可能性も指摘されています。
近年、多くの研究により、「噛む機能」を維持することが健康寿命の延伸やフレイル予防に寄与することが明らかになってきました。歯科インプラント治療は、失われた歯の機能を回復し、天然歯に近い咀嚼機能を取り戻すことができる治療法の一つです。適切な診断と治療、そして治療後の継続的なメインテナンスを行うことで、長期間にわたり快適な口腔機能の維持が期待できます。
一方で、インプラント治療は高度な専門知識と技術を必要とする医療です。患者さん一人ひとりの全身状態や口腔内の状況を十分に評価し、安全性を最優先に治療を進めることが不可欠です。また、治療後も定期的なメインテナンスを継続することが、インプラントを長く快適に使用していただくために重要となります。
公益社団法人日本口腔インプラント学会は、18,000名を超える会員を擁する世界有数の口腔インプラント学術団体として、学術研究の推進、臨床技術の向上、人材育成、そして国民の皆さまへの正しい情報発信に取り組んでいます。全国で開催される学術大会では市民公開講座を開催し、インプラント治療に関する正しい知識の普及にも努めています。
また、本学会では、一定の研修と厳格な審査を経た歯科医師を専門医として認定し、安心・安全なインプラント医療の提供に努めています。さらに、日本歯科専門医機構の専門医制度にも対応するために、より透明性と信頼性の高い専門医制度の整備を進めているところです。このホームページでは、インプラント治療に関する基礎知識や最新の情報、専門医制度、各種相談窓口など、国民の皆さまに役立つ情報を幅広く掲載しております。歯科インプラントについて正しく理解していただき、ご自身やご家族のお口の健康を考えるきっかけとしてご活用いただければ幸いです。
公益社団法人日本口腔インプラント学会は、今後も科学的根拠に基づく学術活動を通じて、安全で質の高いインプラント医療の普及と発展に努め、国民の皆さまの健康寿命の延伸と豊かな人生の実現に貢献してまいります。今後とも本学会の活動にご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。