令和7年度学術講演会質問の回答について
学術講演会にご参加の皆さまへ
先日は学術講演会にご参加いただき、誠にありがとうございました。皆さまのおかげで、活発で有意義な会となりましたこと、心より御礼申し上げます。
また、講演中およびアンケートにていただいたご質問につきましては、以下に講師および座長からの回答を掲載させていただきます。今後のご参考になれば幸いです。
質問(原文ママ) |
回答 | |
1 | 指導医の資格で,論文の部分でハードルが高い。 以前のWCIOIを考慮に入れて頂いたが、それを考えて欲しい。 |
資料に載っていない雑誌に関しても、認定委員会で審議の上認めることがあります。実際には論文を提出頂き、中身を確認して判断しています。 |
2 | 指導医試験と受験資格について新たな変更があったか? |
多数歯欠損に関する変更 |
3 | 補綴学会のように1施設(大学病院もしくは歯科大学)で講座別の認定施設としての承認を認めていますか? |
現在は認めていません。 |
4 | 現実的に何年後を目処に認定されると考えていいのでしょうか? |
早急な実施に向けて協議中です。 |
5 | 歯科医師であれば、専門医でなくても口腔インプラント歯科の標榜ができるでしょうか? |
できません。https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/koukokukanou.pdf |
6 | 何故、機構の専門医に変更する時期が学会専門医更新と同じ時期でなければいけないのでしょうか? |
日本歯科専門医機構の資格制度が日本医科専門医機構の制度設計に準じて運用されているためです。インプラント歯科専門医制度は日本歯科専門医機構の方針の下で協議を進めることが前提です。 |
7 | 今年専門医を更新した場合、5年後だというのは納得できません。真面目に更新した専門医が馬鹿を見るということでだと思います。 |
日本口腔インプラント学会としての申し入れは致しましたが、日本歯科専門医機構の制度運用は日本医科専門医機構に準じた運用のため却下されました。歯科専門医制度はすべての歯科系学会がこのような運用になっています。ご理解ください。 |
8 | 現在、専門医資格を保有しております。自院の開業にあたり勤務先を退職しましたが、来年度が更新時期となり、更新申請の為の症例数が間に合わないと思います。講演中にお話が出た更新猶予期間はどのくらいかお教えください。今回の演題とは異なってしまい申し訳ありませんが、どうぞ宜しくお願い致します。 |
更新期間中に資格更新猶予申請書類を提出してください。認定委員会にて審査いたします。https://www.shika-implant.org/info/3692/ |
9 | 専門医の更新の資料を提出した場合、査読の先生によっては1ヵ月も2ヶ月も放置されて提出期限ギリギリになってしまったことがあるんですが、何日位でこちらに返却するかとか言う明確な日取りを教えてください。 どのような対応になっているか教えてください。 ギリギリになると指導医の先生にお願いしてもう一度検討してと言う時間がなくなってしまい、前回の提出にはほんとに苦労いたしましたので、その辺をよろしくお願いいたします。 |
更新申請の書類は申請締切後に審査するのが通例ですが、申請者の利便を考えて届いた申請書から締切前にも審査を始めています。実際の審査は委員会開催時に行っておりますので、提出から審査までに時間がかかることがあります。修正をお願いする際にも修正に必要な時間をできるだけ確保するようにしております。 |
10 | 大学所属の学会専門医/指導医です。 今後、大学でも離れた施設ではそれぞれ研修施設として登録可能となり、施設長もそれぞれの研修施設で登録可能となる予定と認識しております。専門医機構の指導医への移行は現在の施設長から行われるとの内容だったと思いますが、新たに研修施設を申請する場合は指導医の移行はどのようになるのでしょうか? |
研修施設・准研修施設すべての研修施設の施設長が補完講習、共通研修、試験を経て第1期の機構専門医に認定されます。一般歯科診療所で准研修施設を開設予定の学会指導医は第1期の機構専門医を取得することができます。 |
11 | 専門医資格更新期間中に手続きができず失効した場合に救済処置等はあるのでしょうか? |
更新期間中に資格更新猶予申請書類の提出が必要です。失効後の救済処置はありません。 |
12 | 歯科専門医共通研修のうち機構自体が主催する研修が少ないのはなぜですか?年度最後に歯科機構は関与していません。 |
インプラント歯科専門医制度構築の協議中であり、進捗状況に応じて日本歯科専門医機構が共通研修を開催するように交渉中です。 |
13 | 現状では口腔インプラント専門医も機構認定専門医を申請するためには週3の研修施設での研修が必要という話になっているのでしょうか? |
現在、学会認定口腔インプラント専門医を有している先生は補完講習、共通研修の受講、試験を経れば機構認定インプラント歯科専門医資格の取得は可能です。 |
14 | いつから専門医と名乗れなくなるのですか?専門医が名乗れなくなった後の国民も分かり易い名称を決めていただけることを期待しています。 |
新しい呼称は国民にとっても学会会員の先生方にとってもわかりやすいものでなければいけません。ただし、新しい学会資格の呼称は日本歯科専門医機構の承認が必要ですので今後の協議となります。 |
15 | 現行の歯科医学会がすべての専門医制度を求めているが、あまりにも隣接する専門医学が多く、すでに時代に乗れない学問もある。歯科医学会の整理統合が必要などでは、インプラント学は専門制があり、他従来治療とは異なる。 |
インプラント歯科専門医がサブスペシャリティーでなく、歯科領域のスペシャリティーになったのは我が国において口腔インプラント治療が国民医療として認知され、集学的学問である口腔インプラント学の重要性が高まっていると本学会は認識しています。 |