学会事務局 〒108-0014東京都港区芝4-3-5 ファースト岡田ビル8F [地図]
jsoi@peace.ocn.ne.jp

ホーム > 学術大会・講習会 > 過去の全国大会一覧 過去の全国大会詳細

第46回日本口腔インプラント学会学術大会開催報告

学術大会長 永原國央
学術大会副会長 堀田康記
村上 弘
実行委員長 田邊俊一郎
実行副委員長   伊東 哲
林 尚史
準備委員長 近藤雄三
準備副委員長 小松晋一

 第46回公益社団法人日本口腔インプラント学会学術大会は、平成28年9月16日(金)~18日(日)に、名古屋国際会議場にて開催されました。開催に際しましては多大なるご尽力、ご指導を賜りました学会理事長、理事、各種委員会、事務局関係各位に厚く御礼申し上げます。さらに、厚生労働省、公益社団法人日本歯科医師会、一般社団法人愛知県歯科医師会、公益法人愛知県歯科衛生士会、一般社団法人愛知県歯科技工士会、一般社団法人名古屋市歯科医師会、一般社団法人日本歯科インプラント機材協議会の各団体からご支援を賜りましたこと、この場をお借りし御礼申し上げます。また、100の企業にご協力、ご出展いただきましたことにも、この場を借りて御礼申し上げます。

 本大会では、「健康維持と口腔インプラント治療」をメインテーマとして「社会的ニーズを考え原点を見直す」というサブテーマを掲げ多くの特別講演、シンポジウムが企画されました。中でも、主催者の所属大学である朝日大学の法学部との「訴訟のない歯科医療」「訴訟を起こさない歯科医療への取り組み」を考える特別講演、シンポジウム、そして、超高齢社会を迎えた日本での歯科医療、インプラント治療を考えるシンポジウムを開催させていただきました。本特別講演、シンポジウムには参加者数では多くはなかったのですが、講演後のアンケートでは、いくつかのご評価をいただき、主催者としてホッと胸を撫で下ろすことができました。

 登録された演題は、一般口演137、ポスターセッション74 と例年より少なく、当日学術大会会場への参加者に大きく影響するのではないかと心配しておりました。 
しかし、9月16日の専門医教育講座への参加者が1,830名とほぼ前年度岡山での開催と同様の数字で、翌日の学術大会本番では、朝から聴衆者の数はすべての会場を合わせると1,400名。17日の当日学術大会参加登録者が404名で、おそらく名古屋国際会議場内には2,000名の方は朝から来られていたのではと考えられます。この日最も多くの聴衆者が押しかけていたのがシンポジウム1の「インプラントの長期安定に求められる補綴形態とは」で、610名でした。この第2会場は600名収容でしたので多くの立ち見の先生があったということです。

 海外の先生方の講演も企画させていただいておりました。一つは 学術大会主催者としてお招きさせていただいた次期AAID会長に内定されているDr. Shankar Iyerの講演には、300席の会場に230名の方々が聴取され、立ち見がでるほどで、最新の情報としてのcomputer technologyの現状をお話しいただきました。もう一つは、学会が学術提携しているDGI(ドイツインプラント学会)から、Dr. Frank Schwarzに来ていただき講演いただいた「Management of Peri-Implant Diseases」です。このセッションも同じ300名の会場に250名の方が聴取されました。

 18日の日曜日は例年の如く歯科衛生士セミナー、専門歯科衛生士教育講座が朝からの開講でしたので、朝の受付の混在が大変だったようです。また、1500席の会場を用意させていただき、聴衆者の方が730名でした。この日はお昼前で各学会会場内におられた方は2,200名に達しており、当日の参加登録者数も374名とさらに増加しました。最終的には4,227名の参加登録者数となり、成功裏に終了できたのではないかと、この場を借りて多くの方々のご協力に感謝申し上げします。

 学術大会中のアンケート調査その他での参加された方々からのご意見が多く寄せられ、その中で、今回から導入された抄録集の廃止と電子媒体による抄録の閲覧システムについて、やはり分かりにくいとするもの、あるいは、非常に良いとする反面、Wi-Fi環境が悪く閲覧に困ったとのご意見をいただきました。また、託児所に関しての問題点として「設置日程を拡大してほしい」、「もう少し解りやすい場所に託児所を設けてほしい」、との御意見があり今後、学術委員会および主催者において十分検討していただくよう、申し伝えをさせていただきます。

 今回の学術大会は中部支部の多くの先生方に役員としてご尽力いただき、3年がかり少しずつ準備し、当日を迎えました。会場内での運営、懇親会等では多大なるご迷惑をおかけした会員の方々には、この場をお借りしてお詫びするとともに、スタッフ一同の努力に免じてお許しを頂ければと思います。

 しかし、今回の学術大会の反省を次回の学術大会運営に引き継ぐために、さらなる努力をして参ります。来年は仙台での開催、皆様と再会できるのを楽しみにして、お礼の挨拶に代えさせていただきます。本当に有り難うございました。


大会長の挨拶

専門医教育講座

市民フォーラム

懇親会

デンツプライシロナ賞

ヒューフレディ賞

ページトップ